VIC、輸血で細菌感染
すでに二人死亡
12月23日付フェアファクス紙の報じるところによると、22日、細菌汚染された血小板輸血を受けた10か月の幼児ガン患者が細菌感染併発症でメルボルンのロイヤル小児病院に急送された。患者は感染によって脳障害を受けたが現在寛解している。過去の調査では、2004年9月からだけでも細菌汚染血小板輸血で感染症にかかった例が100件以上にのぼることが明らかになっている。ビクトリア州検視法廷が汚染血液輸血による2件の死亡事故を調査中だが、輸血による感染で重態になった症例はまだ未解明のままになっている。オーストラリアでは献血から分離した血小板を主としてガンや外傷患者の治療に用いているが、献血血小板のわずか5%が検査されるだけであり、メルボルンの何人かの血液学者は、「世界でも有数の安全な血液供給体制で知られるオーストラリアで検査が義務づけられていないことは許されることではない」としている。セント・ビンセント病院の血液学部長ハーシャル・ナンダーカー教授は「言い訳はできない。政府は科学者でもなければ医者でもない。専門家グループの意見を率直に受け止めるべきだ」としている。最近、輸血担当機関は、トニー・アボット厚生大臣に信書を送って血小板検査の120万ドルの即時予算を求め、また、今後もこのような事件が起きれば、患者から政府を相手取って損害賠償請求訴訟も起きることは必至と警告した。しかし、アボット大臣は、来年3月の連邦・州・準州政府厚生大臣会議まで政府はこの問題を検討する気はないと述べている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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