米国食品医薬品局、クローン牛解禁
オーストラリア市場にも影響必至
12月29日、オーストラリア・ニュージーランド食品基準局(FSANZ)は、アメリカの食品医薬品局(FDA)が、クローン牛の食肉や牛乳を暫定的に安全と宣言したことで、オーストラリアの食品基準調査にも影響が出ることを認めた。オーストラリアでは、現在クローン動物やその子孫を食物連鎖に入れることについては任意でモラトリアムを敷いており、また牛肉の輸入も禁止されているが、アメリカからクローン牛肉加工食品などが入ってくるとモラトリアムが崩れる可能性がある。連邦保健・高齢化担当省が主宰する省間合同調査委員会が現在クローニングの調査を行っており、将来的な規制に関する勧告を提出することになっているが、すでにFDAの他、ニュージーランド、カナダ、日本の厚生当局とも話し合いを進めている。また、FSANZも、FDAが「クローン牛、豚、山羊のミルクと肉は安全」と判定した証拠を取り寄せて検討したいとしている。豪連邦政府は、2003年にアメリカで狂牛病が発見されて以来、アメリカ産の牛肉や牛肉加工食品の輸入を禁じており、解禁する予定はないとしているが、アメリカ産の山羊や豚の加工食品は輸入が認められている。アメリカ産クローン動物食品がオーストラリアに入ってくるかという質問に、ジョン・ハワード連邦首相は例によって「どんなこともありえる」とのらりくらりの答弁を繰り返した。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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