考古学者、キャンベル環境相を偽善者と批判
WA州のガス開発で脅かされる壁画
キャンベル環境相は、捕鯨問題になると声高な「環境保護派」になり、国内の環境保護となると突然「経済開発派」になる至って見識に乏しい人物だが、先日の文化遺産指定でも、WA州バラップ半島にある何千という数の古代の岩の彫刻を考古学者や環境保護団体が指定を要求したにも関わらず拒否しており、関係者はこの古代の文化遺跡が地域のガス開発で破壊されるかも知れないという危機感にかられている。当然ながら、捕鯨を禁止しても豪経済には何の影響もないが、ガス田開発を禁止すると大いに影響があるということであろう。岩に刻まれた文様は第三氷河期(縄文期はこの時期以降)に遡るとされており、以前にはダンピア島と呼ばれていたこの半島を、ウッドサイド・ペトローリアム社がLNG生産の陸上施設として開発を望んでいる。メルボルン大学の考古学者ジョン・マルバニー教授は、「政府がガス開発のために、この貴重な遺構を犠牲にするというのは尋常ではない」と語っている。12月21日、教授はABCラジオのインタビューに応じて、「大勢の考古学専門家が、大臣にこの遺構がどれほど貴重なものかを説明したのに、大臣は一般の意見を聞くというのだから、手紙の数でどうするか決めると言うことか? 私には大臣の偽善としか考えられない」と厳しく批判した。キャンベル環境大臣は来週にも壁画の指定について判断を示す。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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