地下資源輸出、干ばつ被害を上回る輸出額
世界的に好調な経済で需要が伸びる
国内の干ばつは100年で最悪だ、いや1000年で最悪だ、豪経済の減速化は干ばつのせいだ、いや連邦政府は「利上げの失政」を干ばつの責任にしているだけだなど奇妙な論争に発展しているが、酪農産物の生産減が輸出減として現実化する前に地下資源の輸出量が伸びており、酪農輸出の低下を補って豪貿易を引上げている。オーストラリア農業・資源経済局(ABARE)の貿易商品予測が発表され、全体として2006年度の輸出は2005年比較で13%増加し、1,399億ドルに達している。ABAREのフィリップ・グライド局長は、「農業部門輸出が干ばつの影響を受けているが、鉱業部門の輸出額が大きく伸びており、輸出商品部門全体は伸びている」と述べている。金属・鉱物輸出は、世界的に需要が強力に伸びており、一方で供給量の増加が小さいため価格が上昇し、輸出額もさらに31%伸びて693億ドルに達すると見込まれている。一方、農業部門の輸出額は8%落ち込み、254億ドル程度で低迷する。ABAREの試算では、2007年前半に干ばつが終ったしても、経済成長率は2005年度に2.9%だったが、2006年には2.5%とやや低調になるとしている。小麦生産高は61.2%落ち込んで974万トン、大麦は62.8%の激減で367万ドル程度になると見込まれている。ただし輸出専門家は2005年度の小麦持ち越し分で外需に対応できるとしている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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