ケビン・ラッド、新諸策案を発表
ビーズリー前党首の「与党追随」から独自政策を強調
ケビン・ラッド新労働党党首は、ハワード首相が提唱する「移民テスト」の「オーストラリアの価値観」を詳しく説明するよう求めているが、ビーズリー前党首が提唱していた「全旅行者にオーストラリア法遵守の誓約書を強制化する」制度案もゴミ箱に捨てた。捨てられた制度案自体は、ハワード首相の「移民テスト」案に対抗したその場の思いつき程度のものだった。しかし、前党首が次回党全国大会で提案するとしていた「ウラン三鉱山原則廃止」案は引き継ぎ、国内の原発建設には反対するが、ウラン輸出増強には賛成という立場を発表している。この点では、インド、台湾、中国、日本へのウラン輸出増加を念願としているハワード政権と原則的に一致しており、三鉱山原則を堅持する新影の環境大臣ピーター・ギャレット議員と真っ向から対立する。さらに13日には、低所得勤労世帯への歯科治療無料化を発表した。ニューズ・リミテッド系紙に語った新政策案は、現行の医薬品給付金制度に歯科治療を加えるというもの。「自己責任」価値観を信奉するジョン・ハワード連邦首相は、政権を握った1996年に歯科治療費補助制度を廃止しており、歯科治療が高くつくオーストラリアで国民の歯の健康が著しく悪化しているとの調査報告がいくつも出されている。来年の選挙で労働党政権ができるかどうかは、保守連合の高所得者向け政治と明確な線を引く中低所得者向け政治を説得力を持って打ち出せるかどうかにかかっていると言える。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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