予算黒字は過去のもの
アクセス・エコノミクスの最新「予算モニター」報告
11月27日、経済予測で権威のある経済コンサルタントのアクセス・エコノミクス社は、最新の「予算モニター」報告書で、商品価格の安定、干ばつ対策費や国家安全保障経費の増加など予算膨張圧力が高まっており、これまでのように、予算案発表時の「びっくり予算黒字」は難しくなったとしている。好調な豪経済そのものも、賃金上昇とあいまって、インフレ率が昨年5月に編成された2006年度予算の見通しを上回っており、予算黒字を削っている。「過去4年間の商品価格上昇で、ピーター・コステロ財務相も予算案発表の度に奇術師のように帽子からウサギを取り出してみせることができたが、コステロ財務相のウサギは死んだ」と記している。報告書は、今年度中に政策変更がないものと想定した試算で2006年度の予算黒字を80億600万ドル、財政黒字を75億2,000万ドルとしており、いずれも予算案時の推定を27億7,000万ドル下回っている。また2006年度歳入も5月の予算案時の予測を15億6,000万ドル下回っている。商品ブーム時には利益、法人税、株式相場も上昇傾向にあり、それが雇用増加、失業率低下、賃金上昇へとつながり、インフレ圧力を高めた。一方、歳出は国家安全保障が重点になっており、陸軍の2大隊増加、空軍ヘリコプター購入、連邦警察の支出増などがある。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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