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社会 - 2006年11月25日

豪医師会、トランス脂肪酸全面禁止を要求

食品成分表示は不正確
 加工食品パッケージの栄養成分表示は、法律で義務づけられているが、成分分析そのものは製造者側に任せられており、内容の確認は現実的にはコストがかかりすぎて不可能に近い。最近NSW州食品局が実際に食品を購入して分析したところ、虚偽の表示や不正確な数字が非常に多いことが明らかになった。その一つが心臓病やガンの原因になるとされているトランス脂肪酸含有の問題で、豪医師会はトランス脂肪酸を含む原料の使用を禁止することを求めた。植物油には不飽和脂肪酸が多く含まれており常温で液体だが、不飽和結合に水素を添加することで固体化し、化学的に安定することで食品の寿命が長くなるため、ショートニングとしてビスケットなどあらゆる食品加工に用いられ、ファースト・フードの揚げ油にも用いられてきた。植物油系のマーガリンもこの水素添加で作られる。このような水素添加油脂にはトランス脂肪酸が多く含まれており、トランス脂肪酸の健康への弊害が大きく取り上げられるようになってきた。あるポテト・チップの場合には表示の13倍のトランス脂肪酸が測定されたと報告されている。欧米の一部ではすでにトランス脂肪酸の食品使用禁止や制限が行なわれており、豪医師会は、オーストラリアも同じようにこの脂肪酸の使用を禁止するよう政府に求めている。日本では脂肪摂取量そのものが低いため危険性がないとして禁止には至っていない。トランス脂肪酸は植物油の加熱でも生成される。(AAP)


文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。 
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