コール調査委員会報告書提出
AWB断罪、政府免罪
11月24日、イラク経済制裁下に国連が管理していた「石油食糧交換プロジェクト」で、小麦調達指名の見返りにフセイン政権にキックバックを支払っていた容疑で、連邦政府設立のコール特別調査委員会が、AWB(豪小麦局。元政府機関、事件当時すでに民営化。ただし小麦輸出専売権を握っている)を法廷の綿密さで調査していた、その報告書をマイケル・ジェフリー連邦総督に提出した。報告書は来週議会に提出される。AWBの違法行為はイラク侵攻前に既にカナダなどから苦情が出されていたが、アメリカで元連邦準備銀行総裁ポール・ボルッカー率いる調査委員会は数多くの違反の中でも規模の大きい贈賄事件としてAWBを名指した。ボルッカーの調査委員会には十分な調査権限が与えられておらず、コール調査委員会が、2006年1月から調査を始め、AWBの膨大な文書の提出命令と強制力のある証人喚問でAWBの違法行為を次第に明らかにしていった。政府が委員会を設立した時に政府を委員会の権限の外に置いた。ほとんど毎日のように新しい証言や証拠がAWBとハワード政権の癒着を示唆してきたが、その度に首相以下の閣僚、高級官僚は知らぬ存ぜぬを通し、委員会はそれ以上の追及ができなかった。AWBはフセイン政権に2億9,000万ドルを贈ったとされ、国民と政府を欺いたとされるAWB幹部など10人を超える関係者が訴追される公算が大きいが、ハワード政権内部をえぐり出すことのできなかった調査委員会に期待する人は少ない。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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