厚相、公立病院の透明性の高い運営を要求
州政府、「連邦政府はお説教より自らお手本を」
11月17日、トニー・アボット連邦厚相は、公立病院の患者死亡や順番待ちリストの詳細を公開するよう要求した。州政府と連邦野党労働党は直ちに反論し、「連邦政府は自分のお説教を自分でまず実践してみてはいかが」としている。厚相の発言は、シドニーで開かれた厚相会議の場の外で報道陣を集めて行なわれたもので、病院はデータを集めてはいるが公開しないため、責任問題が明らかでないとしており、州政府が個別病院の各種データを求めている。また、「ウェストミード病院のように重篤なケースを扱う病院の統計は、軽い症状しか扱わない病院と比べれば、非常に問題のある病院のように見える。問題があるのを承知の上で、社会の進歩のためにはできるだけ正確な情報が広範囲に公開されることが必要」と語った。連邦政府と州政府の間では、医療予算の負担をめぐって軋轢があり、また現政府は公立病院の民間経営化を強力にプッシュしているため、このあたりが来年の交渉の切り札に使われるかも知れない。オーストラリア医師会(AMA)は、政府の責任明確化には賛成だが、統計が病院の医療関係者に恥をかかせるものであれば、すでに苦境にある 病院の職員の志気を挫くものになる、と語っている。労働党の厚生問題担当のジュリア・ギラード議員は、「医療分野で恥リストを作るのなら、厚生省はそのトップに立てる」と批判した。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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