ほとんどの妊婦が葉酸不足
パン小麦粉に葉酸添加を求める動きに加速
11月14日発行の「オーストラリア・ニュージーランド産婦人科ジャーナル」の研究報告論文は、オーストラリアで妊娠中に十分な葉酸を摂っているのは3人に1人にも満たないと指摘している。妊娠中の葉酸不足は胎児の脊椎成長を阻害するとされており、原因として必須ビタミンに関する知識不足や女性用マルチビタミンに十分な葉酸、つまり貧血症に有効なビタミンB複合体が含まれていないことなどを挙げている。両国をカバーする「オーストラリア・ニュージーランド食品基準局」は、パン用小麦粉への葉酸添加を義務づける法規を求めていたが、先月の政府間会議で中断したままになっている。受精から妊娠4か月目までの期間に葉酸を摂取することで脊椎披裂その他の神経管欠損を防ぐことが知られているが、300人強の妊婦を対象にした調査で、82%が3か月の間に葉酸を摂取したと答えているが、4か月全期間にわたって摂取したと回答したのは36%にとどまり、27%はまったく摂取していない。また回答者が挙げたマルチビタミンには、推奨服用量0.4ミリグラムに満たない製品がいくつもあった。報告書は、妊婦の健康キャンペーンとビタミン剤の葉酸含有量審査などの他、政府が緊急に対策を立てることを求めているが、同時にパン用小麦粉への葉酸添加義務化も提唱しているが、医学界には葉酸添加がガンなどの危険性を高めるという意見もある。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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