NSW、特殊潜航艇発見される
64年間行方不明だった一隻
1942年5月31日、沖合の日本海軍潜水艦から発進した3隻の特殊潜航艇が防潜網をくぐってシドニー湾内に侵入した。1隻は爆雷で破壊され、1隻は防潜網にかかって自沈。もう1隻がガーデン・アイランドの米巡洋艦「シカゴ」に魚雷を発射したが、宿泊に用いられていた元フェリー「カタバル」を破壊、「カタバル」は沈没、21人の水兵が死亡した。特殊潜航艇は外洋に逃れたがついに母艦に帰投しなかった。これまでに「特殊潜航艇発見」話は何度もあったがいずれも虚報だった。この度は、地元アマチュア・ダイバーがシドニー外洋北方で海底の砂に鎮座している艦船を発見、海軍の専門家に連絡し、専門家が現場海底に潜って行方不明になっていた特殊潜航艇であることはほぼ間違いがないとした。オーストラリア政府は「歴史難破船法」に基づいて直ちに同艇を仮登録、文化遺産局と海軍が調査を始め、同時に日本政府にも連絡した。艇を現場に残すか引揚げるかという選択肢があるが、引揚げには莫大な費用がかかる上に引揚げ後の艇の保存は難しいため、現場に残される可能性が高い。また同艇が破壊を受けていないとすると艇内に2人の乗組員の遺体が残っているため、墓地と同じ聖域として保護されなければならないが、特殊潜航艇と確認されれば、正式に文化遺産として法的な保護を受ける。艇の正確な地点は秘密にされているが、文化遺産担当のイアン・キャンベル大臣は、艇の現状を変更した者は厳罰に処されると警告した。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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