偏頭痛にビタミンBと葉酸が効く?
ただし、まれなタイプの患者に限る
これまで偏頭痛は、脳の電気的な活動が不調を来すために起きると考えられてきており、対症療法として副作用の強い鎮痛剤くらいしかなかった。しかし、クイーンズランド州グリフィス大学のリン・グリフィスス教授の研究では、偏頭痛は遺伝性で、血行、ホルモン、脳機能などをつかさどる遺伝子が関わっているらしいことが分かってきた。女性の18%、男性の6%が持病の偏頭痛に悩んでいるが、教授は、この病気に関係しているとして、脳の神経刺激伝達物質やホルモン変動に関わる遺伝子の地図を作製した。さらに循環器系の血行に関連する遺伝子を調べ、この遺伝子が変異すると病気を引き起こす生化学物質のレベルが高くなることを突き止めた。10%の人は「前兆のある偏頭痛」と呼ばれる、神経障害と視野がぼやける重症な偏頭痛に悩まされており、この症状のある患者では遺伝子の変異が見られた。この生化学物質のレベルはビタミンBとその前駆体である葉酸が制御しているらしいことも突き止められた。教授は、「食餌中のビタミンBと葉酸を増やすことでこの物質を正常レベルに戻すことができた」と語っている。研究チームは、偏頭痛患者60人を募って、遺伝子の変異を調べ、その後6か月にわたってビタミンBと葉酸をサプリメントとして投与してきた。遺伝子変異のない大多数の偏頭痛にはこの療法も効果がないことも突き止められている。「遺伝子コードを解明するにはまだ何か月かかかる」と教授は述べている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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