緑の蒸気機関車「3801」を守れ
NSW州野党が政府に要求
シドニーのレッドファーン駅南に広がるエバリーの機関車庫はかつて大勢の人々が蒸気機関車の整備のために働くにぎやかな工場だった。豪産業史の遺構とも言えるエバリー・レールヤードも、今は電車の整備庫以外は再開発の波で企業や教育機関が入り、広い敷地は高層住宅群になろうとしている。鉄道の主力だった蒸気機関車は鉄道博物館に保存されている他に動態で保存されている車両が観光列車として休日などに運転されているだけである。優美な緑の半流線型で親しまれている3801も州鉄道局が民間会社に貸し付け、昔の客車を牽いて走ってきた。ところが州が貸与契約の更新を打ち切ったため、11月26日を最後にその幕を閉じることになった。州野党の運輸スポークスウーマン、グラディス・ベレイクリアン議員は、「保守連合が政権を取れば、この鉄道車両廃棄を阻止する。3801は重要な鉄道産業遺産として動態保存しなければならない。3801のふるさとエバリー大型整備工場1880年に建設され、ナショナル・トラストが文化遺産としての貴重な価値を認めている。文化遺産局を所管する都市計画担当大臣が、この文化遺産の破壊を許すというのはスキャンダルである」と語り、「列車の貸与契約を少なくとも来年3月の州選挙まで延長すべきである。そうすれば州の有権者が3801の運命を決めるだろう」としている。3801は終戦までまだ歳月を残す1943年1月にシドニー西郊グランビルのクライド・エンジニアリング会社の工場で完成した。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
|