新環境保護法で保護地域が破壊のおそれ
環境保護団体が環境大臣を批判
10月中旬、イアン・キャンベル環境相は400ページにのぼる「環境保護と生物学的多様性維持法」(EPBC) 修正案を発表した。この法案では、保護地域の指定に対して環境省と大臣の決定権が大幅に強化されることになる。これに対して、人道協会インターナショナル (HIS) とWWFオーストラリアは、この法案が無修正で通過すれば、現在保護地区指定申請中の500に及ぶ絶滅危惧生態系地区が環境相の一存で破壊されるおそれがある、と批判している。また、HISのマイケル・ケネディ会長は、「新法案では、絶滅が危惧される種や生態系の保護指定が登録されても回復計画編成義務が免除され、また回復計画が編成されても、絶滅危惧種の生息地を指定する義務も免除されることになる。さらに一般市民が、絶滅が危惧される種や生態系に対して法的な保護を求めることが難しくなる」と語っている。さらに「専門家が多数の種の絶滅に警告を発している時期、オーストラリアには絶滅危惧種保護法を強化することが求められているのに、これでは保護法を弱体化し、政治的な責任逃れにしかならない」としつつ、「法律が問題なのではなく、環境自然遺産省が法施行に十分な財源も人材も与えられていないことが問題だ」としている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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