救出劇の鉱夫、地下1キロの現場に戻る
落盤事故以来半年ぶり
4月25日、タスマニア州ビーコンフィールドの金鉱で落盤事故が発生し、地下1キロ近い地点で天井の岩盤が落下した。この事故でラリー・ナイト氏が下敷きになって死亡。同僚のトッド・ラッセル氏とブラント・ウェブ氏は奇跡的に岩の隙間に閉じこめられただけで負傷もせず鉄オリに避難することができた。現場近くまで降りた救助隊が送気用の管を通して二人の生存を知った時から必死の救助活動が続けられた。食糧その他の資材は管を通して届けられたが、救助隊のいる地点と鉄オリの間には14メートルの堅い岩盤があった。それから14日間、オーストラリア全土の鉱山、医療、心理、栄養の専門家を動員して救助活動が続けられた。その間に著名なベテラン・レポーターのリチャード・カールトン氏が心発作で死亡する悲劇も起きたが、救出が報じられると、二人の沈着な勇気と、寝食を惜しんで救助に当たった人々への賞賛が国中に満ちた。二人はアメリカのテレビ番組にも出演し、14日間の救出劇は本にもなった。二人は地上の仕事に移り、今も心理的な傷の治療を受けている。出演料や本の印税の一部が新しく設立された「ラッセル・ウェブ・レガシー基金」に寄付され、ビーコンフィールドの住民の福利に充てられている。10月30日、再び925メートル地点まで父親を連れて降りたトッド・ラッセル氏は、「結局、事件現場には行けなかった」と恐怖の再現を打ち明けた。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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