ガンタナモ・ベイに公正な裁判はない
デビッド・ヒックスの弁護人が批判
オーストラリア人デビッド・ヒックス氏は、米軍のアフガニスタン侵攻時にタリバン・グループの一員として北部軍閥に捕われ、米軍に引き渡され、釈放も起訴もされないまま5年近くもキューバの米軍租借地ガンタナモ・ベイ基地で超法規的拘留を受けたままになっている。アメリカの連邦裁判所がガンタナモ・ベイの拘留に違憲判決を下し、国連も国際法違反を理由にガンタナモ・ベイ刑務所の閉鎖を要求しているが、アメリカは拒否している。ブッシュ政権が今週中にも上院にかける予定にしている「新対テロ法案」中の「habeas corpus (人身保護令状)停止」条項には共和党内部からも反対意見が出た。旧条項では「テロ行為被疑者を起訴しないままで無期限に拘留することができる」となっていたが、「憲法で人身保護令状を停止できるのは、謀反と外患に限られているが、アメリカはいずれの状態にもない」とする反対意見に妥協して、修正された条項では、「強要された自白や伝聞も証拠として採用することができる」となっている。「強要された自白」とは、CIAが認めたように、アメリカ国外での拷問や脅迫による自白も含まれることになる。ヒックス氏の弁護人、米陸軍弁護士のマイケル・モリ少佐は、「新しい条項でもヒックス氏が公正な裁判を受ける見通しはまったくない」と語っている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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