法王発言擁護にペル枢機卿擁護に首相
全豪イスラム会議が自制を呼びかけ
ベネディクト16世が、ドイツでの演説で、予言者マホメットを「邪悪で非人道的」と批判した中世の古文書を引用した。そのことが、記憶にも新しいマホメットの戯画事件に次いで再び世界中のイスラム教徒の反発を招き、ソマリアではイタリア人尼僧が射殺される事件も起きている。当の法王が、「発言が怒りを招いたことに謝罪するとともに、引用部分は法王個人の見解ではないことを強調したい」と発表した。その発言で一部のムスリム団体が事態の鎮静化に向かったが、オーストラリアではシドニーの大司教、ジョージ・ペル枢機卿が「ムスリムの反応は、イスラム教の教義と暴力が結びついている証拠だ。ムスリム・リーダーの対応にも問題がある」と発言した。法王自身が謝罪している時点で問題を蒸し返そうとしたペル枢機卿の発言には、国内のムスリム・リーダーからも真意を疑うコメントが出されているが、今度は、カソリック信者のモリス・イエンマNSW州首相が「過激派封じ込めのためにコミュニティのリーダーたちや穏健派の協力を求めることは何よりも優先する義務だ」と語り、ペル枢機卿を擁護した。それに対して、全豪イスラム会議連盟 (AFIC) スポークスマンは、互いに近いキリスト教、イスラム教、ユダヤ教は世界に手本を示すべきなのだが、未だに互いに侮辱し合っている」と評した。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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