連邦政府、移民申請者に英語力試験導入を計画
オーストラリア文化、歴史の知識も必須
連邦政府は、移民申請試験の計画案を9月17日に発表する。この試験は英語力だけでなく、オーストラリアの歴史や文化に関する知識も試され、また永住権取得から国籍取得資格までの期間を2年から4年に延長するとしている。全野党、少数民族団体はいずれも反対を表明しているが、ジョン・ハワード首相は「社会はこの試験を支持している」と自信満々で、「fair dinkum(まともな)な人物がfair dinkum(まとも)な気持ちでオーストラリア社会に加わろうとしているなら、決して難しい試験ではない」と語り、母国の文化を維持したまま社会主流に入り込んだギリシア系移民のコミュニティを賞賛している。一方、労働党は、英語力が必要なことは認めながら、市民権取得資格にすることには反対しており、民族共同体連盟会議 (FECC) は、言語規則が、非英語圏からの移民を閉め出す民族差別として用いられることを警戒している。NSW民族共同体会議も「価値観は試験勉強で教えるようなものではない」と批判。緑党のボブ・ブラウン党首は、この試験制度を、「新移民が社会になじめるよう英語を身につけさせるのは本来政府の責任であるのに、その英語を移民選別のハードルにするのは、白豪主義の復活でしかない、と批判した。白豪主義時代には、ヨーロッパ移民には簡単な語学試験を課し、アジア移民にはスコットランド・ゲール語を試験問題にするなどして、事実上アジア移民を差別した。ジョン・ハワード首相はかつて「アジア移民を閉め出せ」と提唱し、自由党支持のアジア系市民の不興を買って謝罪している。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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