エイブ・サフロン死去
往事のキングス・クロスの大物
9月15日、キングス・クロスがサブ・カルチャーと犯罪の代名詞だった時代、キングス・クロスのナイトクラブ、ストリップ劇場などを経営し、「Mr. Sin」のあだ名を受けたアブラハム・ギルバート・サフロン氏がセント・ビンセンツ病院で86年の多彩な人生を閉じた。1940年代、まだキングス・クロスが「犯罪の温床」になる前、ローズベルト・クラブを買い取ったのを振り出しに、シドニーにハリウッド風の華やかさを持ち込み、一躍有名になったが、1950年代には「時間外酒類販売」調査委員会で名指されたり、その後も暗黒街の黒幕として警察、政治家の腐敗との関連や娼家経営、麻薬密売などをささやかれるようになった。1970年代、キングス・クロス界隈では古い住宅を壊し、高層住宅やビルを建てる再開発が盛んになり、ギャングの地上げも横行した。古い町並みを残そうという市民運動と建築労働組合BLFが結びつき、町並み破壊の開発工事をボイコットする「グリーン・バン」が生まれたのはこの時代である。サフロン氏は不動産業者としてグリーン・バンと対立しており、当時小メディア「NOW」で運動を支援していたファニータ・ニールセンが行方不明になった時も、その誘拐と殺害関与が言われたが、遂に訴追されず、サフロン氏の息のかかった人物が起訴されただけである。後の調査委員会では、腐敗警察官が捜査を妨害したと指摘している。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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