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最新ニュース - 2006年7月29日

金利上げ急ぐなーハワード首相が注文

 ハワード首相は7月27日、ラジオ番組のインタビューで、金利引き上げが確実視されていることについて、「(豪州連邦準備銀行=RBAは)実質的なインフレ率に着目しなければならない。(サイクロン被害の影響による)バナナの異常な値上がりと、原油価格の高騰の影響を差し引けば金利引き上げの必要性はない」と注文を付けた。
 また、同首相は「サイクロンを止めたり、原油価格を下げたりすることのできる指導者はどこにもいない」と述べ、インフレ圧力が顕在化していることが、ハワード政権の経済政策によるものではなく、予期できない外的要因によるものであることを強調した。同政権は2004年末の連邦選挙で、低金利を積極的に宣伝したことが奏効して大勝した。同首相の発言は、インフレ上昇の責任追及を回避して、政治的マイナスを事前に回避する狙いがある。
 オーストラリアでは、持ち家率が高く、変動金利型の住宅ローンが一般的だ。金利動向は直接家計の負担に結び付くため、有権者の支持に大きく影響する。特に経済運営の実績を高い支持率の原動力としてきたハワード首相にしてみれば、神経質にならざるを得ない。平均的な40万ドルの住宅ローンの場合、金利が0.25ポイント上がれば月約65ドル、0.5ポイント上がれば月約131ドル、それぞれローンの支払い額が増える。
 7月26日の連邦統計局の発表で、消費者物価指数(CPI)の上昇率は4.0%と、財・サービス税(GST)導入時の影響を除くと10年ぶりの高い伸びを示した。このため、豪州のエコノミストやマスコミの間では、RBAが8月1日に政策金利を0.25ポイント引き上げて6.0%とすることが規定路線となっている。


文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。 
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