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【MEL】襲撃されたタクシー運転手、奇跡的な回復で退院 - 2008年5月14日 |
13日付けの地元エイジ紙によると4月29日に襲撃され、重傷を負っていたメルボルンのタクシードライバー、ジャルビンダー・シン氏が、奇跡的な回復を遂げて退院した。
シン氏は29日の早朝、クリフトン・ヒル・ストリートの近くの路上で血を流し、意識不明になっているところを発見された。ロイヤル・メルボルン病院に搬送されたが、一時は手術台の上で10分間の心停止状態になり、生死をさまよった。
同病院の外科医であるアリスター・ロイス氏は、シン氏の胸部4カ所に重大な刺し傷があり、数センチの差で心臓からそれていたが、傷は肺を貫通。大量の出血があり、意識不明で呼吸もなかった、と語った。
シン氏は手術時に15分の心臓マッサージを受け、1週間近く昏睡状態にあったが、10日に意識を回復。昨日、「医師やスタッフの方々が新しい命を与えてくれた、と感謝しています」と医療チームに謝意を述べて退院した。
ロイス氏は「傷が癒えれば全快に向かうし、通常の生活もできるようになると期待している」と、驚きながらもシン氏の若さと高い回復力が功を奏したことを指摘した。
襲撃事件をきっかけに、4月30日にはメルボルンのタクシードライバーたちがフリンダース・ストリート駅の前の交差点をふさいで、22時間の抗議デモを決行。州政府に対して、安全対策、運転手の待遇改善を要求した。これを受けて州政府ではタクシー産業のための施策を実施する運びとなった。
なお、学業とタクシードライバーの仕事を両立させていたシン氏だが、再びタクシー運転手の仕事に就くことはないながら、学業は続ける意向を示している。
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