 |
【SYD】第4回海外日系文化祭 みなとみらい文化祭、受賞作品発表 - 2007年11月08日 |
海外日系社会と日本との国際交流の促進を目的としてさまざまな事業を展開する財団法人、海外日系人協会は10月13日、JICA横浜国際センターで「海外日系文化祭 みなとみらい文化祭」の授賞式を開催した。
同文化祭は、短歌・俳句を通して海外日系社会と日本との交流を深めるため、同協会が4〜6月、国内外の日本人から短歌や俳句作品を募集して行われた。4回目となる今年は、全1,965作品が寄せられ、日本国内ほか、オーストラリア、アメリカ、ブラジル、タイなど海外からも多数作品が寄せられた。受賞者と作品は以下の通り。
◆海外日系文芸祭大賞
銀漢や同船者てふ家族あり ブラジル 西山ひろ子
■俳句部門
【一般の部】
◆海外日系新聞放送協会会長賞
石蹴りのぽんぽんダリヤに届きたる 岐阜県 赤座悦子
◆海外日系人協会理事長賞
守宮の子闇は大洋ほどもあり タイ イーブン美奈子
◆JICA横浜所長賞
伸び縮みする港湾や星月夜 宮崎県 永田タヱ子
◆国際俳句交流協会賞
年あけた野に老人と驢馬光る メキシコ 神尾朱実
◆角川『俳句』編集部賞
ベランダは海に続きて望潮(しほまねき) 神奈川県 加藤亀女
【学生の部】
◆海外日系新聞放送協会会長賞
フリーウェイ地平線ぬけ夕やけへ 高等学校二年(アメリカ) 山内理希
◆海外日系人協会理事長賞
ハエ散って水玉もようが無地のシャツ 中学二年(オーストラリア) 水井杏奈
◆JICA横浜所長賞
かき氷 お前を水に変えてやる 中学校三年 花井晃己
■短歌部門
【一般の部】
◆海外日系新聞放送協会会長賞
乳母車からアンヨがふたつとび出して小春日和を蹴とばしてゆく ブラジル 尾山峯雄
◆海外日系人協会理事長賞
「山月記」を読む教室の四十人四十匹の虎棲むを見つ 青森県 小野一男
◆JICA横浜所長賞
かたくなな時差もまたよし母の声聞ける時間(とき)まで読むミステリー アメリカ クリシュナ智子
◆日本歌人クラブ賞
コーヒー園に鍬の手休め仰ぐ空いよいよ澄みて昼の星見す ブラジル 柴尾勝
◆角川『短歌』編集部賞
いま家に帰れば魔法がとけさうで駅地下街をただよひやまず 静岡県 杉山春代
◆短歌研究社賞
ちくちくと小さな古布を縫い合わす記憶のかけらつなげるように 岐阜県 日置香乃江
◆中部日本歌人会賞
舞い終えて祭の獅子はぱっくりとみたらし団子の包み銜えぬ 岐阜県 桜井幸子
【学生の部】
◆海外日系新聞放送協会会長賞
アムナーがドバイに行くって言った夜地図見て知ったほんとの別れ 中学校一年 (アメリカ) 中島瞳
◆海外日系人協会理事長賞
気持ちでは白衣の天使になったけど私の手足はロボットみたい 高等学校三年 片野夏海
◆JICA横浜所長賞
大豆かり忙しそうに走る父いい顔してる豊作なんだ 日本語学校六年(パラグアイ) 熊谷久夫
|